2017年に公開されたゲットアウトはホラーやサスペンスに分類される映画です。
椅子に座っている男性が恐怖の表情を浮かべているパッケージが特徴的な映画です。
この映画を観るべきか迷っている方は、ゲットアウトを観た人の感想を知っておくと参考になりますよ。
ゲットアウトには良い感想も悪い感想もありますが、それらから考える見どころがあります。せっかく観るなら映画の世界観に浸りたいですよね。
楽しい鑑賞時間となるように事前知識を持っておくと良いですよ。
ミステリー好きにはたまらない!ゲットアウト映画の良い感想は?

ゲットアウトの良い感想としては、ミステリー要素が含まれている点です。
低予算で作られた映画でありながら、ストーリーなどの出来がとても良いと評判です。
①伏線の回収と意外な結末

この映画では序盤に伏線が含まれており、後半でそれらを回収していきます。
「ここが伏線だったのか」と思いながら観ていくのがミステリー好きにはたまらないと評判です。
また、最後まで読めない結末で、「こんな展開になるのか!」と良い驚きを感じられます。
②日本映画にはない題材

ゲットアウトの感想でよく言われているのが「日本では作れない映画」です。
主人公が黒人男性で、恋人が白人女性です。彼氏が彼女の両親に挨拶しに行くストーリーで、本来であればあまり望まれない交際のようです。
このような点から、人種差別を描いた作品であり、この問題に馴染みのない日本人が観ると文化の違いを感じられます。
人種差別問題へのメッセージも含まれているので、「深く考えさせられた」「メッセージ性が高くて面白い」という評価もあります。
③不気味さに引き込まれる

霊的な怖さの映像はないのですが、登場人物の不気味さに引きこまれるという感想が多いです。
主人公の立場として考えると、不安感であったり、嫌な緊張感が印象に残ります。
じわじわとした恐怖感が味わえる映画です。
特に彼女の家の使用人たちが出す独特の不気味な雰囲気が高評価です。
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思っていた内容と違う?映画「ゲットアウト」には悪い感想もある
ゲットアウトには上記のような感想もありますが、中には期待外れだったと感じた方もいます。
大切な時間とお金を無駄にしないためにも知っておきたいですね。
①霊的な怖さはない

先ほども紹介しましたが、この映画は心霊映像やグロテスクな場面は出てきません。
そのような怖さが苦手な方には良いかもしれませんが、霊的な怖さを求める方からは「思っていたホラー映画ではなかった」という評判が聞かれます。
突然大音量で効果音が流れるシーンなどがありますが、それらも「ただ驚かしているだけ」との評価もあります。
②歴史的な背景に興味がないと楽しめない

ゲットアウトの根幹にある話は人種差別です。
アメリカでは人種差別がどのように捉えられているのか、どのような扱いが人道的に良くないのかなどの歴史的な背景がわからないと面白みを感じられない側面があります。
伏線がさまざまなシーンに散りばめられていますが、社会的な問題を知らないとその伏線に気づかないで結末を迎える可能性もあります。
ゲットアウトはホラー映画?感想から考える見どころとは
上記のようなゲットアウトの感想から考えると、この映画はミステリー映画に近いと言えます。
見どころはどんな部分でしょうか。
①ミステリー映画に近い

心霊的な要素やグロテスクな場面がないので、いわゆるホラー映画が苦手な方でも観られる点が魅力ですね。
話の序盤から出てくる伏線が、後々回収されて行き予想していなかった結末を迎える点から、サスペンスやミステリー要素が強いと言えるでしょう。
また、使用人たちなどの言動からじわりじわりとくる怖さが実感できます。
観ている人の緊張感や不安感が煽られますので、スリラー映画が好きな方にもオススメですよ。
②コメディアン監督だからこそできた
ゲットアウトはジョーダン・ピールというコメディアンが監督をしています。
「コメディアンなのにホラー映画?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、コメディアンだからこその伏線や皮肉が描かれている作品です。
それらの皮肉を不気味な雰囲気で表現している役者さんたちにも注目です。
③人種差別を描いた映画とも言われる

詳細を紹介するとネタバレになってしまうので書きませんが、人種差別があった背景があるからこその設定が複数あります。
これらは差別に対する皮肉的なメッセージと捉えられます。
そのため、人種差別問題への関心がないと伏線の理解や気づきが難しいかもしれません。
社会的背景が理解されていると「このシーンの意味は…」と思い当たる部分があり、そこが面白く感じる点でもあります。
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まとめ
2017年にアメリカで作られたゲットアウトは、ホラー映画に分類されます。しかし、その内容はミステリーやサスペンス、スリラー的な要素が詰まっています。
心霊的な映像はないので、ホラー映画が観られない方はゲットアウトは観やすかったという感想もあります。
逆にホラーが観たかった方からは、「物足りない」という声もあります。
また、黒人男性が白人の恋人の家に行くストーリー展開から、人種差別問題へのメッセージ性も強く感じられる映画です。
社会問題や歴史的な背景を知っている方は、「これが伏線かも」と思い当たり、その伏線が回収されるのが面白さでもあります。


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