画像生成 AIと、クリエイティブなプリントサービスが交差すると何が生まれるのでしょうか?
その答えを求めて、1か月間にわたり「プリントフル」という印刷オンデマンドプリントサービスを用いた副業に挑戦してみました。
私が特に焦点を当てたのは、AI(人工知能)とデザインがどれだけうまく融合し、それがどの程度収益につながるのかという点です。
プリントフルのデザインは、「Tシャツ・マグカップ・ポスター・コースター」などの商品に生かされます。
この組み合わせがどれほどパワフルなのか、そして私自身がこの副業で実際にどれくらい稼げたのか。
興味を持っている方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。
AIと副業で稼ぐためのきっかけが、もしかしたらここにあるかもしれません。
Printful (プリントフル)を1か月間やってみた【体験レビュー】
今回は在庫を抱えずに、低リスクから始めれるという「プリントフル」に魅力と興味が湧いたので、自分のスキルアップのためにチャレンジしました。
インスタ運用もやらないといけないから超絶ハード。
プリントフルは稼げるのか
1か月間プリントフルをやってみましたが、気になる収益は「約マイナス3千円」でした。
プリントフルでいきなり利益を出すのはかなり難しいね
5つぐらいは売れるかなと予想していたのですが、アカウントの評価がゼロということもあってか、思うように商品は売れませんでした。
Amazonセラーセントラルの広告マネージャーという広告を使ったところ、15ドルで販売した商品が1つだけ売れました。
商品が売れるまでの広告費用は約30ドルかかりました。
印刷オンデマンドビジネスは想像以上に難しい世界だね
印刷オンデマンドの世界で成功するためには、自分のデザインスキルを磨く必要があります。
実際にプリントフルを試してみる前に、市場調査や競合分析を行い、戦略を立てることをオススメします。
とくに戦略として重要なのは、認知度を上げるということです。
もし、印刷オンデマンドサービスにチャレンジするのなら、ここに重点を置いてチャレンジするとよいでしょう。
プリントフルで試したこと
プリントフルに挑戦する中で私がやってきたことは以下のとおりになります。
- 作業時間:1日2時間以上、1か月で 60時間以上
- 1か月で1,500種類以上の商品デザインを出品した
- デザインにこだわらず、質より量を優先した
- CANVAで解像度を上げ、見た目のクオリティを向上させた
- Amazonのキャンペーン広告を利用した(費用: 約1万円程度)
上記のAmazonセラーセントラルで「広告」を試しました。
3日間の広告掲載になります。
費用対効果はマイナスでしょうが、自分の経験のため行動しました。Let’s チャレンジ!
上記はAmazonセラーセントラルで「広告」を使ったときの管理画面です。
Amazonの広告を実際に試しましたが、1,991インプレッションでクリック 1。絶望的なクリック率だね。
Amazonのキャンペーン広告マネージャーの広告をやると、デザインした商品の需要とデザインの良し悪しが可視化できました。
1クリック 0.46ドル(約70円)の費用がかかります。
Amazonの広告はマーケティングの指標として、かなりいい感じのモノ差しになりますね。
広告1週間後、Amazonの広告がすごいことになっていました。
1週間で5万インプレッションもチラ見されてました。
これによりAmazonの広告マネージャーが、どれだけマーケティングに役立つのかが分かります。
認知度とレビュー数が稼げていない初期のアカウントには、Amazonの広告はかなり有効のようですね
実践してわかったこと
プリントフルを実際に利用してわかったことは以下になります。
- 認知度とレビューの重要性
- Amazonの販売手数料が高い
- ブランド登録しないと知名度を上げれない
- ニッチなジャンルに絞ってデザインの調査を行う
ネットショップで売上を上げるには、認知度とレビューの数はかなり重要です。
認知度とレビュー数が少ないと、デザインが良くても商品は売れません。
今回の「印刷オンデマンドサービス」にチャレンジしたおかげで、マーケティングの重要性がよく分かりました。
Amazonの販売手数料のデータを整理して、以下にわかりやすい表でまとめました。
- カテゴリー
- 販売手数料
- 最低販売手数料
特別な条件(例えば、商品代金が特定の金額を超える場合など)については、各カテゴリーの「販売手数料」に詳細を追加します。
カテゴリー | 販売手数料 | 最低販売手数料 |
---|---|---|
本 | 15% | 該当なし |
ミュージック | 15% | 該当なし |
DVD | 15% | 該当なし |
ビデオ | 15% | 該当なし |
エレクトロニクス (AV機器&携帯電話) | 8% | 30円 |
カメラ | 8% | 30円 |
パソコン・周辺機器 | 8% | 30円 |
カメラ、パソコン 付属品 | 10% | 30円 |
Amazonデバイス用 アクセサリ | 45% | 30円 |
楽器 | 10% | 30円 |
ドラッグストア ・ビューティ | 1,500円以下: 8%, 1,500円以上: 10% | 30円 |
スポーツ&アウトドア | 10% | 30円 |
カー&バイク用品 | 10% | 30円 |
おもちゃ | 10% | 30円 |
TVゲーム | 15% | なし |
PCソフト | 15% | 該当なし |
ペット用品 | 1,500円以下: 8%, 1,500円以上: 15% | 30円 |
文房具・オフィス用品 | 15% | 30円 |
ホーム インテリア・キッチン | 15% | 30円 |
ホーム(家具) | 15% | 30円 |
ホームアプライアンス | 15% | 30円 |
大型家電 | 8% | 30円 |
DIY・工具 | 15% | 30円 |
産業・研究開発用品 | 15% | 30円 |
食品&飲料 | 1,500円以下: 8%, 1,500円以上: 10% | なし |
腕時計 | 15% | 30円 |
ジュエリー | 10,000円以下: 10%, 10,000円以上: 6% | 30円 |
ベビー&マタニティ | 1,500円以下: 8%, 1,500円以上: 15% | 30円 |
服&ファッション小物 | 3,000円以下: 12%, 3,000円以上: 8% | 30円 |
シューズ&バッグ | 7,500円以下: 12%, 7,500円以上: 6% | 30円 |
その他のカテゴリー | 15% | 30円 |
上記では、各カテゴリーにおける販売手数料と最低販売手数料を明確に表示しています。
特別な条件も「販売手数料」の列に詳しく記載されていますので、ぜひ参考にしてください。
プリントフルで稼ぐための4つの施策
プリントフルで稼ぐために必要なことは以下のとおり。
- デザインを特化させる
- 認知度とレビュー数を増やす(キャンペーン広告など)
- Google Trends(グーグル・トレンド)を活用する
- 売れている商品のデザインを真似る(丸パクリはNG)
「質より量」という考えで頑張って出品しましたが、商品がまったく売れなかったため最初の1か月目は1万円弱のマイナス。(Amazonの広告費用とセラーセントラルの月額費用)
露出度とレビューを増やさないとマジで商品売れません。
1.デザインを特化させる
商品を効率的に売るためにはターゲットに合わせたデザインが重要です。
例えば、猫を飼いたいけど自宅で犬を飼えないというターゲットに向け、猫のイラストは需要があります。
または自宅で犬を飼えないという人には、犬のイラストが売れます。
このようにネットショップでは、大手がバンバン売るようなジャンルで勝負するのではなく、
ニッチなジャンルを狙ってショップを特化させていくの大切です。
2.認知度とレビュー数を増やす
人々は他人の行動や評価を参考にして、レストランや商品に対する意見を形成します。
特に新しくネットショップを開業した場合、最初は知名度も信頼度も低いので、顧客からの商品レビューが非常に重要です。
レビューを増やすためには、送料無料やクーポンを提供するなどの工夫が有効です。
さらに商品購入後にお礼メールを送り、レビューを書いてくれたらクーポンなどを提供すると伝えると、レビューの確率が高まります。
これは1本化でショップやらないと上手くいきそうにないね。
3.Google Trends(グーグルトレンド)の活用
Google Trendsは特定の言葉や、フレーズの検索頻度を時間別に表示するツールです。
グーグルトレンドの期間設定は柔軟で、上記のように「過去1時間から過去5年」までの期間から選べます。
グーグルトレンドは商品需要や、社会的トレンドを調査するのに非常に便利です。
もちろんグーグルトレンドは「料金無料」で利用できます。
4.人気商品のデザインを真似る
ブログでもそうなのですが、売れている商品を真似てデザインを作ると、効率的に質の高い商品が作れます。
かと言って丸パクリはダメですよ。
完全にかぶらないよう人気のデザインの構図などを参考に、独自のデザインを作成しましょう。
デザイン作成に特におすすめなのはCanvaです。
Canvaについて詳しく知りたい人は「Canvaの使い方とデザイン方法!」の記事をご覧ください。
プリントフルの特徴と料金
プリントフルの特徴と料金プランについては以下で紹介します。
特徴
Printfulは無料で使える印刷オンデマンドサービスで、自分のデザインの商品を作って売ることができます。
Shopifyや Amazonといった大きなオンラインショップと繋げることも可能です。
注文が入ったら、商品の作成から配送まで全てプリントフルが自動でやってくれます。
Shopifyは使いやすいオンラインショップ作成サービスです。
専門知識がなくても、自分のショップを簡単に開設と運営ができます。
日本だけでなく、世界中で商品を売ることもできます。
Shopifyは2020年時点で、175カ国に170万以上のショップがあります。
料金プラン
Printful(プリントフル)は登録無料で、アカウント作成料も月額料金もかかりません。
商品を1点から買うことができ、注文があるごとに製造と発送の費用がかかります。
プリントフルのメリット・デメリット
印刷オンデマンド「プリントフル」のメリット、デメリットは以下の通りになります。
メリット
- 仕入れが必要ない:商品を先に買う必要がありません
- デザイン学習できる:デザインのスキルが身につきます
- 初期投資が低リスク:始めるためのお金が少なくて済みます
- 在庫をかかえなくて済む:商品を置く場所がいりません
デメリット
- 事業撤退の可能性:事業をやめることは考えられる
- デザインの作業時間が必要:デザインに1日数時間以上かかる
- 在庫切れ:商品が枯渇したら対応できない(スマホケースなど)
プリントフルは商品の在庫がなくなると、以下のように表示されます。
上記赤枠を翻訳すると以下のようになります。
赤枠を翻訳すると「現在お取り扱いできません」と表示されました。
印刷オンデマンドサービスでも在庫を切らすことがあるんだね
もしあなたの商品が売れてても、在庫切れが起きると自分で商品を仕入れるわけではないので、商品の在庫確保ができないことになります。
そのため、在庫管理と補充のプロセスを見直し、適切な在庫レベルを維持するための戦略を検討することが重要です。
まとめ
印刷オンデマンドサービス「プリントフル」で成功するためには、AIを使った画像作成やデザインのスキルが重要です。
自分が欲しくなるような商品デザインを作りましょう。
人気のデザイン(レビューが1000以上あるもの)を参考にして、少しずつ上手になりましょう。
プリントフルもブログと同じで、コツコツと地道に継続することがかなり大切です。
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